■ 虎渓山1号古墳

 この古墳は虎渓山頂の虎渓公園東方に位置し、直径16m、高さ1.6mの円墳です。 昭和53年に多治見市教育委員会により発掘調査されるまでは、古墳上に展望台が設けられており、 市内を眺望する絶好の場所となっていました。
 墳丘の周りに根巻き石(外護列石)を巡らし、その上に礫を厚く積み上げた二段築成の墳丘です。 内部には西に開口する全長9.25m、幅2.32mの片袖式の横穴式石室が設けられています。 使われている石材は花崗岩を主体に、一部でチャートが使われています。 また石室床面は丸い石を敷き詰めた礫床となっています。
中から長さ118cmの直刀をはじめ、剣や金銅製の馬具、玉類、土師器、須恵器 など多数の副葬品が出土しました。
 規模、副葬品とも当時の支配者にふさわしいもので、 6世紀前半に築造されたと推定され、ほぼ6世紀代いっぱいにかけて3回程の 追葬が行なわれたと推定されています。