■ 聖観世音菩薩坐像

木造(桧材)寄木造 玉眼 像高61㎝
 観音堂の内陣、自然木を大きな岩窟のように組み合わせ、そのなかに結跡扶坐されている聖観世音菩薩像です。 自然木に囲まれた様は自然主義的な禅宗の精神に通じるものがあります。  観音像は寄木造、盛上彩色で衲衣の肩の下は麻の葉の模様、横背後には縦又は横の連続文様が精巧に描かれています。  全体としての表現は絵画的な性質を帯び、温和で迫力に乏しいが、室町時代初期の代表的な作ということがいえます。