■ 坐禅会の流れ                  
●受 付
 坐禅会の受付は、境内イチョウの大木前にある寺務所です。
 早朝より多くの方が参禅に訪れます。受付で記帳を済ませ、参加費用(1,000円)をお納め下さい。
 参加するための予約等は不要ですが、必ず開始時刻 (午前6時)10分前までに受付を済ませ、禅堂にお入り下さい。
 受付を済ませてから、寺務所左横の門をくぐり、禅堂へ。虎渓山には大禅堂と小(旧)禅堂の二つがあります。門を入った右手(旧禅堂横)に下駄箱がありますので、各自で履き物を寺で用意した堂内履き(ゴム草履)に履き替えて下さい。
 坐禅会は大禅堂で行われます。左手(土岐川のある方向)の後門(ごもん)より禅堂内に入ります。東司(トイレ)は写真の左手にあります。禅堂に入る前に済ませるようにしてください。
●入 堂
 禅堂に入ったら必ず合掌し、一礼をします。次に合掌したままで空いている席までゆっくりと歩いて行きます。
(POINT)堂内に入り、自分の坐る席に向かうときは合掌したままで歩き、自席から堂外に向かう時は叉手(しゃしゅ)をして歩きます。
叉手とは、両手を胸の前で重ね合わせ、胸にあてます。基本は右手が胸側、左手が外側になります。
●直日単と単頭単
禅堂で修行者の坐る場所を単(たん)と呼びます。後門から入って右側を直日単(じきじつたん)、左側を単頭単(たんとうたん)、中央を中央単と呼びます。単の前で合掌したまま一礼し、静かに席に坐ります。
太い木でできた単縁(たんぶち)に足をかけることの無いよう注意して下さい。
●坐り方
坐り方は結跏趺坐・半跏趺坐・正座のいずれでも構いません。半折りした座布団を尻の下に敷き、背筋を伸ばして腰を安定させます。
 早く到着された方はすでに坐っておられます。私語は慎み、開始時刻まで静かに坐って待ちましょう。
●開 板(かいはん)
夜明け・日没の頃、点灯消灯の目安のため前門に掲げられた木版が次のように打ち鳴らされます。
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●止 静(しじょう)
大衆(坐禅会参加者)が寂静に止住することを止静と呼びます。
引鏧(いんきん)が三声鳴らされて30分間の坐禅が始まります。開静(かいじょう)の合図まで大衆の出入りは許されません。この間は専心に坐禅をします。
●巡 警(じゅんけい)
止静中に警策(けいさく)を構えた雲水が大衆の間をゆっくりと巡ります。
警策とは警覚策励の意で、心のゆるみを戒め、修行精進を励ますことです。警策を受ける時には合掌し、打ち終わってからも合掌して問訊(もんじん)します。
●抽 解(ちゅうかい)
抽解とは袈裟を脱いで休憩することから転じて、坐禅の途中で禅堂を出て休憩することです。
虎渓山の坐禅会では経行をはさんで30分ずつ2回の坐禅を行っています。
●経 行(きんひん)
経は布の縦糸のことであり、真っ直ぐ行って真っ直ぐ帰ってくることを示します。坐禅のとき、足腰の疲れを取り、また眠気を覚ますため一斉に単から降り、ゆっくりと歩きます。早朝の境内の新鮮な空気を感じ、叉手をしたままで静かに歩きます。
●帰 堂
経行から戻り、禅堂に入る時は合掌問訊をします。堂内で単まで行く時は合掌したままです。(逆に単から降りて禅堂を出るまでは叉手)
帰堂後は再び止静となり、30分間の坐禅をします。
●読 経(どきょう)
般若心経と坐禅和讃を読んでいます。
●法 話
永保寺住職萬仭軒田中義峰老師により、約20分間の法話があります。
●粥 坐(しゅくざ)
僧堂の朝食は米2割程度の粥と梅干しだけです。飽食を戒め、簡素枯淡な生活を勧めるものです。
粥坐の間も禅堂で坐っている時と同じように背筋を伸ばし、私語は厳禁です。
●飯台看(はんだいかん)
食事の際の給仕役を飯台看と呼びます。飯台看の手のひらにお椀を載せ、粥を注がれている間は合掌して待ちます。適量が注がれたところで合掌した手を擦り離します。いつまでも合掌したままでは碗から溢れるほど注がれてしまいます。また小刻みに手を擦り合わせますと、もっと注いで欲しいという意味になってしまいます。あまり欲張らないように願います。
飯台看が一菜(梅干しや漬け物)を持って来た時は、小碗を差し出して梅干しを載せて貰います。
●生 飯(さば)
今こうして食事ができることに感謝し、自分だけがそれを食べるのではなく、飢えに苦しむものにも分け与えるための僅かな飯粒を生飯(さば)と呼びます。取り分けられた生飯は飯台の前に置き、後で寄せ集めて川や池に入れ、あるいはザルに採って小鳥などに分け与えられます。
●五観偈(ごかんのげ)
食事に望んで起こす五つの観念を唱えてから粥をいただきます。
食事中は無用な音を発したり、私語は厳禁です。
●洗 鉢(せんぱつ)
食事が終わったら、お椀に適量のお茶を受け、綺麗に洗います。他の人の食事が終わるまで静かに待ちましょう。